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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

千鳥ヶ淵に桜を見にいき捕まる

九段下方面に行くことがあったので、ついでに千鳥ヶ淵靖国神社の桜を見に行くことにした。

 

この日は絶好の桜日和で、多くの人で溢れていた。わたしは、どれビジネスパーソンとして秋の風物詩を見ていくかということで、手を後ろに組んで老人のようにのんびり桜を愛でた。

 

すると外国人観光客も多くて、なか良さげな高齢者のカップルが同じようにのんびりと桜を愛でいた。なかでもある白人のカップルは手を組んで写真を撮ったりしていた。長年連れ添ったのだろう。それでもこんな風に寄り添って最後まで生きることができたらなんと素晴らしいのだろうと心が温かくなった。

 

そこは千鳥ヶ淵の桜を見る専用の高台になっており、わたしはその場所で老婦人の様子をしばらく見ていた。また近づいて同じような角度から桜を見たりした。少しでもそのかわいい老カップルを見ていたくて、無駄に一人長居してしまった。

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すると入り口のところにいた警備員さんがわたしに近づき、

「失礼ですが、桜は見終わりましたか?」

と尋ねてきた。

「はい。今から帰ります。」

そういうとわたくしは顔を真っ赤にして、そそくさと高台を降りた。全てを理解した。わたしは窃盗か何かをしでかす不審者扱いされていたのだ。たしかにあの老夫婦を不自然なほど一人で眺めていたので仕方があるまい。

 

世界を代表するビジネスパーソンにもかかわらず、不審者とは。面目無い。わたしはせめてもの仕返しと警備員さんに「バカっ」と心のなかで言ってその場に立ち去るのだった。その様子はまさに幼児もしくは底辺パーソンのそれだったのだろう。なかなかビジネスパーソンエグゼクティブの振る舞いを維持するのは難しい。泣けてきた。