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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

不良になった日

我が地区はダンボールを毎週火曜日に出すのだが、原則畳んで縛って出すことになっている。わたしもこれまでその原則に従ってきたのだが、皆さん結構いい加減で一つのダンボールのなかに、折りたたんだダンボールをそのまま収納する、といったやり方をしている。

 

幼少時より優等生だったわたしには、この勇気がなかった。規則は規則。とはいえ、ここは40点前を前にそろそろ自分をぶち破るチャンスとばかり、空ダンボールに畳んだダンボールをぶち込んだ。まるで夜の校舎窓ガラス壊してまわった気分だった。これで一人前の不良だろうか。

 

月曜日の夜には身体が震えた。とうとう明日この丸裸のダンボールを出すのだ。ダンボールですら縛られないことでなんだか不安そうだ。やはり裸には縄が必要なのかなあ、なぞ妄想を繰り広げながら寝床につく。

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翌日、とうとうゴミ捨て置き場に出した。なんとこの日に限って、みんな律儀に縛っていた。わたしは一抹の不安とともに、そっと置いた。もしかしたら回収されないかもしれない、いや、管理人さんに特定されて怒られるかもしれない。そして、ああ、齢40にしてこうべを垂れるのだろうか。屈辱。羞恥。惰弱。少しの快感。そんな思いがよりわたしの不安を増幅させる。

 

もうそれを考えるだけで仕事にならない。ああ、世の中には仕事以上にプレッシャーになることがあるものだ、とため息をつく。結果的にはゴミは無事回収されていた。わたしはまた一つ上のステージに上がったような気がした。ブッダの位置が見えてきた。たどり着いたら追い落としてやろう。ビジネスパーソンとしても一回り大きくなったのだろう。周囲のわたしを見る目が変わってきたようだ。