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クプタの一段階屈折

クプタ(わたし)のリアルな日常です。普段は真面目でクールなサラリーマンをきどっています。が、齢35を過ぎたあたりから、自分が35年間何かをずっと演じてきたことに気づく。だから自分だけの日常の喜びを書き記します。

プロペラに取り付けられた男

まったく人の話が入ってこない。遠くどこかで見知らぬ人が何かを話しているようだ。一応目の前には、中国勤務時代の知人がいて、久々に近況を語り合っている。
「あの人もうこの業界にいないらしい。。で、shuffling.;)&@@@@,?¥)・・それで。。」
知人はよく話す。しかし、さっきから気になるのはそのカフェの天井を回っている扇風機のことばかりだ。

むき出しになった大きなプロペラは、グルングルン言いながら私たちに向けて回っている。オシャレカフェのなかでは、なんというかすごく偉そうだ。ああ、わたしも偉くなりたい。せめて現実世界で無理なら、道具の一部としてでも。そうだ、このプロペラに取り付けられて回ったらどうなるのだろうか?目が回るのか?気持ち悪くなるの?どんな気持ちになるの?
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頭の中はそんなことばかり、プロペラに取り付けられた自分がこのカフェを見下ろす姿ばかり想像する。一体何分耐えられるのだろうか。夏は涼しくとも、冬は寒いだろうか。目の前では知人がペラペラ喋っているけど、もはやプロペラに取り付けられた自分しか想像できない。それにしても偉くなりたい。