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クプタの一段階屈折

クプタ(わたし)のリアルな日常です。普段は真面目でクールなサラリーマンをきどっています。が、齢35を過ぎたあたりから、自分が35年間何かをずっと演じてきたことに気づく。だから自分だけの日常の喜びを書き記します。

ナルシズムに乾杯

グーグルハングアウトで電話会議をすることがある。参加者が世界各地ドイツ、アメリカ、香港から参加するなか、それぞれの顔が映し出される。誰の顔を選ぶかはクリック一つで変えられるのだけど、そこはもちろん、そう!それは自分の顔である。

そして、「この角度がいいなあ」とか「ものもらい治ったかなあ。。」とか、会議内容もろくに聞かず、そんなことをいろいろ考えているのである。さらに自分が話す番になるとディスプレイに映る自分の顔に向けて話しかけるのだ。そのときは「出来る日本人」を演じてみて、手振りを大げさにいれたり、ショーンKの落ち着きを見せつけたりするのだ。そして話し終えたあとは「してやったり感」を全身から発してやるのだ。
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そんなふうに自分に惚れ惚れしながら、自分を高めていく。もう高まりすぎると自分の背中に羽根が生えて、天使のように宙をまうのだ。フランダースの犬のラストに出る天使の顔をおじさんの顔にしてもらえば分かりやすい。意識高い系を通り越し、意識飛んだ系。

すると次第に自分の英語なぞ誰も聞かなくなり、わたしはますます仕事がマズイ立場になる。もはや日本のわたしは、皆から無視をされ発言をすることも促されなくなる。発する言葉といえば、「Yeah」とか、「um」だけだ。それでも大きなナルシズムの前に屈してしまうのだ。この自分カメラ写りの前では、もはや仕事なんてどうでもいい。それより世界中の皆にわたしの姿を見て欲しい。そして称賛の言葉を頼むよ!ブラボー!