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クプタの一段階屈折

クプタ(わたし)のリアルな日常です。普段は真面目でクールなサラリーマンをきどっています。が、齢35を過ぎたあたりから、自分が35年間何かをずっと演じてきたことに気づく。だから自分だけの日常の喜びを書き記します。

半袖で過ごす甥っ子

甥っ子が冬なのに半袖で過ごしている。なんでもこの時期だというのに学校でも半袖らしい。もちろん、親はジャケットも持たしているらしいが。

冬休みともに過ごしたときも、室内では半袖だったのだが、神社に行くので外出したときは、さすがにジャケットを着込んでいた。わたしは、さすがに「ふっ、さすがにここではジャケットを着るのか。小僧まだまだだな。」とか思ったりして、小学2年生に対して訳のわからぬ大人の余裕ぶりを見せてやった。

と、ここまでこの小僧がなぜ真冬も半袖で過ごそうとするのか考えようともしなかった。単に「バカなのかなあ」ぐらいにしか思ってなかった。

しかし神社の目の前に来たときに、甥っ子は急にジャケットを脱ぎだしたのだ。その様子は何やら焦った様子でやたら不自然なものであった。「いやいや、なんで脱ぐのよ」と。

すると向こうから初詣を終えた甥の同級生らしき女の子ご家族が来るではないか。
「今年もよろしくお願いします」と型通りの挨拶をして、ご家族は「まあ半袖、すごいわね」と言って去っていった。甥っ子はその後も半袖で過ごし身体を震わせていた。
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後で分かったのだが、甥っ子は冬も半袖で過ごすことで、クラスの人気者になっていたらしかった。するとその矜持を保つために、同級生と会うのにジャケット姿を見られたくなかったのだろう。

見栄もあるのだろうが、人気を維持するために身体を犠牲にするその意識。甥や、学ばせてくれてありがとう。モテる男とはこういうことなのか。そして、こんな叔父でごめん。