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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

リアル、ゲスの極み

先日、ある大学病院に内耳炎を見てもらいに行ってきた。結果はたいしたことなく、良かったーと安心していたところ、帰りの駐輪場で80くらいのおばあさんが自転車を引き出せず困っていた。都内有数の大学病院ということもあり、駐輪場はいつも自転車で溢れかえるのだ。

わたしも近くに自転車を置いていたこともあり、おばあさんの自転車を引き出すべく手伝った。おばあさんは少し腰が曲がっているものの、声は元気で「あら、ありがとう」と言って、微笑み返してくれた。

後から来た人の自転車がどんどん隙間に入っており、奥に追いやられた自転車を引き出すのは予想以上に大変だった。3台ほどの自転車を一旦空きスペースに置かないといけないので、その労力たるや汗をかくほどだった。

結果無事取り出すことができ、さりげなく帰ろうとしたのだが(我が美学的に)、そこでおばあさんから「ありがとうございます」の言葉を背中で受け取ると思いきや、、なんとおばあさん、その手には1万円札が握られているのではないか。その光景にわたしの足はどうしても動かない。それでもようやく精一杯「いやいや、受け取れません」と軽く笑顔でいなそうとした。それでもおばあさんは引き下がらない。「いいのよ。受け取って」「いいから、いいから」と押し問答が続いたのだ。

まあ、わたしが立ち去れば良いだけなのだが、先程も述べたように前に足が動かない。これが1千円だったら、わたしも大人な対応をしたのだろう。しかし、1万円を前にしたときの揺らぎっぷりは尋常じゃないのだ。そんなこんなで押し問答を3回ほど繰り返したのち、、、

受け取ってしまった。

これこそ本当のゲスの極みとでも言うのだろうか。そして、おばあさんを自転車に乗って出るまでを丁寧に見送るのであった。。まるでビジネスのように。。
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手にした1万円を見ると、あまりの人間的ゲスさにしばらく固まってしまった。これが果たして成熟した大人がやることだろうか。ある程度の恵まれた家庭で育ち、教育を受け、仕事を持つ30代がやることなのだろうか。

そうです。やるんです。それが紛れもない「わたし」であった。

その眼前たる事実を前に身体は硬直したままだった。それでも前向きに生きていかないといけないのは明白だった。だから、そのお金で思い存分サイゼリヤで美味しい食事をとって、笑みすらこぼすのであった。。。