スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

おじきと舎弟がブツを持ってきた

「おじきが、ブツを持って〜」
「カレは舎弟です〜。」
証人の口からは、わたしがこれまで耳にしたことのないようなセリフが次々と出てくる。

ふらっと入った裁判所。まあ、ふらっと入るどころか傍聴は初めてなのだが、適当に選んだ部屋がここで、傍聴はわたしを含めて3人くらいだった。裁判内容はドラック関係らしいのだが、被告がおじきと呼ばれる男で、証人がその姪にあたる金髪の女性だった。その女性は20代中盤くらいだろうか。80年代スケバン風の気だるい雰囲気を醸し出しているものの、答弁の受け答えは的を得ており、非常に分かりやすく感心してしまった。世の社会人だって質問に的確に答えられないのに。
f:id:rmisasa:20151127170143p:image
それにしてもリアル社会で「舎弟」とか「おじき」とか聞くのは初めてなのでわたしの心は高鳴った。ここにはべつのパラレルワールドが拡がっていて、そこに迷い込んだ子羊のようにわたしはウロウロ彷徨っているのだ。傍聴人も少ないので裁判官がときどきわたしを睨みつけ、「子羊よ、お前は何て暇なんだ」と非難されているようで肩身が狭い。

この状況をさらに滑稽なものにしたのが、検察官のダメダメっぷり。30歳くらいでのび太のような風貌の男性。新人なのかカミカミだし、手元の資料が散乱して、答弁もおぼつかない。期待通りのふるまいを見せつけてくれる。これには裁判官と弁護士が露骨に呆れた表情を見せるなど(ええっ、そんな表情していいのというくらい、歪んだ笑顔)一般社会の会議と何ら変わらない血の通った肉肉しい一場面が見れた。
f:id:rmisasa:20151127170152p:image
結果裁判は20分程で閉廷したが、わたしにとっては非常に意義あるものだった。その足取りは軽く、すれ違う人々の耳元で「おじき」や「舎弟」とつぶやくと不思議と元気が出るのだった。