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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

ナポリタン失敗

ナポリタンを作ろうと大変ワクワクしていた。タマネギ、ウインナー、ピーマン、ケチャップ、パスタ。用意は万全だ。わたしはこのナポリタンが好きでたまらない。

テレビの前のソファに座ってだらしなく食べるのがたまらない。向かい合う人もおらず、たいして面白くないバラエティを見ながら食べるナポリタンは最高だ。身体の芯から喜びが溢れでる。

この日は日向小次郎タイガーショット並にテンションが高かったので、クックパッドを見ながら隠し味を加えることにした。そこで出てきたのがウスターソース。これは定番らしかった。レッツ、チャレンジ!と誰もいない冷たい部屋で叫んで、声がこだまするか確認する。いくら静寂に包まれているとはいえ、こだままではしなかった。早速ウスターソースを入れてみる。ネットによれば極少量だったのだか、なんとドボドボと大匙3杯分ほども入ってしまった。

色は美しき赤きレッドから、みるみるうちにドブ川のような真っ黒に変貌を遂げた。わたしの落胆は言いようがなかったが、味は大丈夫に違いない!という何の根拠もない自信を持って自分を復活させた。

だがチャーハンなぞは米を加えて、濃い味を調整することができるが、パスタは作り分しかないのでそのあたりの「濃い濃い」不安はあった。

それでもテレビの前で世界陸上に映る織田裕二を観て心を持ち直し、真っ黒なナポリタンに口をつけた。わたしの顔は、みるみる歪み、頰には美しい涙がこぼれた。「ま、まずい。。」これはウスターソースを食べているに等しい。これほどウスターソースを味わったことがあっただろうか。味に多面性がなく、強烈な一方向だ。
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もはやウスターソースの海に溺れているかのよう。バシャバシャもがけばもがくほど、口に入る?「だ、だれか助けて」と口にするも、誰もいない部屋では冷蔵庫の電気音がジッーと鳴るのみ。胃はウスターで溢れかえり、胃壁をダラダラと黒いペンキで汚す。

かのような屈辱に塗れた世界に復讐する術ももたず、わたしは皿を投げて、ソファにグダッーと倒れこむのであった。