スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

大江戸線の電車のなかで逃げないわたしは素晴らしい

大江戸線は空いていた。席に座る人もまばらで、二本足で立っている人なんて一人もいなかったけど、なんだか立ちたい気分なので窓際に立っていた。「窓に映る自分美しき」なんてナルシストに浸っているとあっという間に次の駅に到着。数人乗ってくる。

わたしの向かいに一人の中年男性が立った。ダらっとしたワイシャツとズボンで、ナメクジのような蛭子さんのような人。こんなに空いているのになぜわたしの向かいに立つのだろうか、と不思議に思った。

すると次の駅でも数人の流入があった。なんとメガネをかけてスーツを着た恰幅のいいおじさんがわたしに近づいてくるではないか。そしてわたしの鼻先30センチメートル横に立つ。まるでクマのプーさんのような男性だ。

しかし席は空いているぞ。なぜ私のすぐ横至近距離に立つのだろう。彼は一応スマホに夢中になっているが、あまりにもわたしに近すぎる。肩と胸が触れそうですれすれ。もしかしてわたしのことが好きなのか?スマホを見るふりをして、このわたしにお近づきになりたいのだろうか。

おっと、思えば正面には蛭子さんが立っていて、電車内ここだけ異様な空間だ。他には誰一人立っている人がいない。シートも空いている。黄金のトライアングルとはここのことか。世界史でやったけ。タイとカンボジアラオスの中間地だっけ。麻薬の中継地。いや、そんなことはどうでもいい。

f:id:rmisasa:20150715173416p:image

逃げようと思えばいともあっさりこの場を去ることができる。両隣誰もいないシートで脚を組んだりして、常夏のリゾートを思い浮かべることもできるだろう。それは簡単なことだ。

でも自分の人生を振り返ってみてどうだったのだろう。わたしは肝心なところで逃げてきたのではないだろうか。だからここはプーさんと蛭子さんに挟まれても逃げてはいけない。ここが正念場だ。逃げたら負けだ。なんだか逃げるポイントずれているような気がしなくもないが、この際はどうでもいい。まあ気のせいだろう。

わたしの首筋にはプーさんの息があたり、正面の蛭子さんはゴニョゴニョとチンポジを直している。逃げたい、いや逃げちゃだめだあ。いや逃げようか。いやここで逃げたら一生逃げ続けるだろう。逃げちゃだめだ。だからわたしは闘う。

平日午後、サラリーマンまばらな大江戸線でわたしはそんなことを思い続けるのであった。