スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

電気がないこと

20代仕事の都合で中国東北部の街、大連に住んでいた。ロシア寄りに位置する親日の港。会社に言われるがままに紹介された部屋を借りた。近くにディズニーランドかと見まごうばかりの(電飾のみ)公園があって、部屋からはその夜景がよく見えた。立地としては申し分なかった。

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ところがある日、突然部屋が停電になった。理由はいまだに不明だが、そのときは大家に電話してすぐ直るだろうと思っていた。停電になって何より困るのは冷蔵庫。食材を冷やせないのはもちろん、冷蔵庫が水がしたたりおち、地面が水浸しになること。定期的にバスタオルでふいたりするのだけど、そんなことを暗い中やっていると、未知なる力(大権力)に翻弄されているみたいでゾクゾクした。悪くない。

困ったのはそれくらいで、あとは思いのほか不便はなかった。暗くなれば寝ればいいし、明るくなれば起きればいい。PCも必要ない。携帯があれば連絡がつく。

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結局10日ほど大家は来なかった。耐えられなければ催促していたかもしれないけど、この生活に慣れるとその必要はなかった。夜は暗いなかベッドに座って外の景色を見ていた。電気がないと月の光の明るさに驚く。何も与えられないのもいい。

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大家は10日後に来た。晴れやかな笑顔で。そのときに初めて会った。これこそまさに「ビッチを具現化する」というやつだった。むりやりフェロモンをふりかざしているみたいだ。その化粧と香水が混ざった匂いとバッファローのみたいな外観、ギャビギャビの声。それと対する10日間の暗黒部屋のコントラスト。アンバランスさにクラクラした。