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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

さんざん製品を見せてもらったあとの立ち去り方が難しい

最寄りのヨドバシカメラにフラッといったら。サムスン、オキュラスのヘッドセットが展示されていた。完全に目を覆うヘッドセット。バーチャルリアリティの世界が楽しめるやつ。

周りに誰もいなかったので、興味深そうに製品を見ていたら、いつのまにやら専属係員が側にいて「お試ししませんか」という一言が。思わずうなずいてしまった。頭に装着するとけっこう重いし、いまいち装着感が不快だなあ、と思っているものの思わず「お、軽いですね」とか間逆のことを言ったりする。

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バーチャルリアリティ自体もたいしたことはなかった。シルクドソレイユとか目の前でやっているし、自分が観客席にいる感じで360度首を回してもそこは劇場の世界であるけど、何分絵の解像度が悪い。自分が鳥のように広大な大地を飛んだりもできるけど、まあ10分したらあきるだろうな程度だった。

でもお試ししつつあからさまな否定ばかりできず、「おおっ、すごい飛んでる!」とか言ってみたりして、かわいくない係員のお姉さんのテンションを上げたりする。するとどんどん「これもお試しください、あれもお試しください」といろんなソフトを紹介され、立ち去るタイミングを逃してしまう。立ち去るどころかヘッドセットを外すタイミングすら分からない。

いつもだったら「また来ますね」とか言って立ち去るのだけど、男35にして「できない約束はしない人生にしよう」と誓いを立てたばかりのわたしはその言葉が出てこない。

だから「へえ、思ったよりすごいですねー」とか「売れてますか」とかいくつか質問を並べたあと唐突にヘッドセットを脱ぎ捨て「ありがとうございました!」と言って立ち去ってしまった。その唐突感はとても13年間サラリーマンとして社会生活を送ってきたとは思えないほどのコミュ力レジスタンスで、ベテラン係員さんも唖然と固まるほどのものだった。立ち去る際の背中には悪寒が走っていた。