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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

タバスコに抗いたかった

昨日、11:00PM。家の周辺を散歩する。春を迎えた空は、生暖かい風がビュービューとうなっている。モグワイレディオヘッド、The XX等、音楽を聴きながらただただ黙々と歩く。東京郊外の住宅街をクルクルと回っている。

10分ほど歩くと正面から一人の男がやってきた。薄手のコートにハーフパンツ、レギンス、スニーカー、グレーでまとめている。髪は風呂上りなのか、濡れたまま狭い額を覆っている。年齢は45くらいだろうか。身体は絞ってある。なぜ逐一彼の容姿を覚えていたのかというと、彼が泣いていたからだ。正面を向いて涙を流していた。特段、顔をくしゃくしゃにさせることもなく、ただひたすら頬を涙が伝わっていた。

インパクトがあったが、「まあ、そういう日もあるよな」と思い、また音楽に集中する。仕事や人間関係についてあれこれ考えながら、暗闇をわたしの脚が切り開いていく。しばらくすると、また彼が正面からやってくるではないか。何の予感か分からないが、咄嗟にイヤホンを外し、耳を澄ませた。

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今は涙もなく、足元の一点を見つめて歩いてくる。そしてすれ違った。と、その瞬間彼がわたしの耳元でささやいた「タバスコが欲しい。。。。」わたしは衝撃のあまり全身に悪寒が走った。振り返ると彼の姿は既に小さくなっている。わたしは激情にかられ、目に入ったセブンイレブンに飛び込んだ。奪い取るようにシュークリームを手に取るとレジに向かった。ただただ、彼の言葉に抗いたかった。