スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

きみも伝説の「カブラー」にならないか

新宿駅のホームを下りるとそこは戦場である。戦いの場としてもっともふさわしい時間は9:45AMだ。ラッシュ時は人が多すぎて戦いにならない。この時刻こそポイントを稼ぐには最適な密集度である。
 
戦いの内容はこうだ。駅構内で何人のピープルと「ぶつかりそうになる」のか、ということだ。多ければ多いほどいい。「ぶつかりそうになる」とは、向かいから来るピープルと衝突しそうになるじゃないか、そのとき右に左に同じ動きをしてしまう例のアレである。左右一回ずつかぶって、ようやく1ポイントである。ちなみに私は既に423ポイントを取得している。
 
このゲームはピープルとの衝突を意識すれば意識するほど、衝突モードに陥りやすいのだ。逆に考えごとをしていると、スルスルと衝突モードを回避してしまう。不思議だ。
 
新宿でこの左右かぶりのメッカといえば、京王線小田急線、JRがぶつかる構内である。自慢ではないが、ここで1度私は、「必殺盆踊り」を成したことがある。これは、3名が衝突回避のために立ち止まり、左右かぶりを成してきまずい時間を過ごしたのだ。
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皆さんは気がつくかもしれない。本来3名であれば左右が同時にかぶるわけがないと。ところがかぶるどころか疾風のごとく3名が右に左に回転してしまうことがあるのだ。
 
わたしとトリオを組んだのは、くたびれたスーツを着た油ギッシュハゲオヤジ、めがねをかけたさえない地味女子高生。共に左右に足を繰り出しながら、相手の動きに目を凝らす。息つく暇もない神経戦である。
 
そして奇跡の邂逅から1分後には、我々は三位一体となり、盆踊りを舞ったのである。時間にすればたった10秒ほどの回転だったが、あまりの快楽に全身の穴という穴から液体を垂れ流し、踊りに集中した。
 
まあ今考えれば、オヤジは偶然にせよ、地味女子高生は協会から送り込まれた戦士だったに違いない。奴の動きこそ敢えて「かぶり」を狙っているような息遣いだったのだ。
 
どちらにせよ一般ピープルにすれば、滑稽な光景かもしれないが、我々「かぶり」戦士にすれば年に1,2度しか遭遇できないハイパーカブリプレーヤーなのだ。1度でもこの盆踊り体験したものは、1年間神と崇められ、スイカ5000円分がJRから至急される。だから私はいつでも新宿駅構内で待っている。受けて立つぞ。