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スーパービジネスパーソンエグゼクティブ、クプタ

スーパービジネスパーソン、クプタ(わたし)のプライベートを明かします。スーパービジネスパーソンへと登りつめたクプタ。プライベートの思考法とその内容をご参考までにご教授します。

プロペラに取り付けられた男

まったく人の話が入ってこない。遠くどこかで見知らぬ人が何かを話しているようだ。一応目の前には、中国勤務時代の知人がいて、久々に近況を語り合っている。
「あの人もうこの業界にいないらしい。。で、shuffling.;)&@@@@,?¥)・・それで。。」
知人はよく話す。しかし、さっきから気になるのはそのカフェの天井を回っている扇風機のことばかりだ。

むき出しになった大きなプロペラは、グルングルン言いながら私たちに向けて回っている。オシャレカフェのなかでは、なんというかすごく偉そうだ。ああ、わたしも偉くなりたい。せめて現実世界で無理なら、道具の一部としてでも。そうだ、このプロペラに取り付けられて回ったらどうなるのだろうか?目が回るのか?気持ち悪くなるの?どんな気持ちになるの?
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頭の中はそんなことばかり、プロペラに取り付けられた自分がこのカフェを見下ろす姿ばかり想像する。一体何分耐えられるのだろうか。夏は涼しくとも、冬は寒いだろうか。目の前では知人がペラペラ喋っているけど、もはやプロペラに取り付けられた自分しか想像できない。それにしても偉くなりたい。

すごい学生がいた

リア充しねえ〜!!」って叫びながら自転車かっ飛ばしている学生がいて、ちょっと応援してしまった。びっくしたわあ、季節の変わりめか。。きっと魂の叫びだったんだろうなあ。
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GWで10連休取れたが、やることなさすぎた。

10連休取れた!やった!と思ったが、いざ始まってみるとやることが何もなかったことに驚く。

とりあえず外に出てみるのだが、成果と言えばスニーカーの靴底を減らすのみ。仕方なく表参道に行って、意味もなく有名人探しをしたりした。ミーハー気分で通り過ぎる人間の顔をいちいちチェックしていたのだが、まったく成果があがらない。あとは岩井俊二の映画を観て時間つぶしをしたりした。可もなく不可もなく、ひたすら長かった。
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そんなんだから、家にいると、大きなあくびをしたついでに、「ふああああ、、、ああ、死にたい」と漏らしていた。だからといって何かに絶望しているわけではなく、かといって何かにシニカルになっているわけでもない。偉い人たちには、ボランティアでもしろと怒られそうだが、申し訳ない。これがビジネスエリートの末路だと思うと嘆かわしいクズさである。

ナルシズムに乾杯

グーグルハングアウトで電話会議をすることがある。参加者が世界各地ドイツ、アメリカ、香港から参加するなか、それぞれの顔が映し出される。誰の顔を選ぶかはクリック一つで変えられるのだけど、そこはもちろん、そう!それは自分の顔である。

そして、「この角度がいいなあ」とか「ものもらい治ったかなあ。。」とか、会議内容もろくに聞かず、そんなことをいろいろ考えているのである。さらに自分が話す番になるとディスプレイに映る自分の顔に向けて話しかけるのだ。そのときは「出来る日本人」を演じてみて、手振りを大げさにいれたり、ショーンKの落ち着きを見せつけたりするのだ。そして話し終えたあとは「してやったり感」を全身から発してやるのだ。
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そんなふうに自分に惚れ惚れしながら、自分を高めていく。もう高まりすぎると自分の背中に羽根が生えて、天使のように宙をまうのだ。フランダースの犬のラストに出る天使の顔をおじさんの顔にしてもらえば分かりやすい。意識高い系を通り越し、意識飛んだ系。

すると次第に自分の英語なぞ誰も聞かなくなり、わたしはますます仕事がマズイ立場になる。もはや日本のわたしは、皆から無視をされ発言をすることも促されなくなる。発する言葉といえば、「Yeah」とか、「um」だけだ。それでも大きなナルシズムの前に屈してしまうのだ。この自分カメラ写りの前では、もはや仕事なんてどうでもいい。それより世界中の皆にわたしの姿を見て欲しい。そして称賛の言葉を頼むよ!ブラボー!


朝通勤でホームに並んでいる社会人のかおが好きだ

一般的に通勤途中の日本人は幸せそうではない、と言われている。でもわたしは、昔からあの無表情なビジネスパーソンの面々が好きだ。

そうそう、中学1年時に電車に乗っていたらビジネスパーソンにずっと足を40分間踏まれ続けたことがあったけ。それはまあ許そう。ラッシュのなか、本当に怖くて足を外すことすらできなかった。きっとかわいい少年が私立の学ランを着て電車に乗っていたので、どうにも憎らしく足を踏み続けたのだろう。このときの犯人らしき人間の表情が本当に能面のように無表情だったのだ。

しかし、電車通学の6年間はいろいろなことがあった。男性による痴漢4回、女性による痴漢2回。座っていたら頭から他人のゲロを被ること1回(全かぶりだった)。「ホテルいかない?」とサラリーマンに追いかけられたこと1回(電車を降りて駅のホームまで追いかけられたよい思い出)。なぜか隣の人のバッグから炎が出て、前髪がチリチリになったこと1回(未だもって原因不明)。その相手みな無表情だったのだ。
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ああ、脱線してしまった。それにしても不安と気合の入り混じった複雑な駅のホームにある無表情。これこそ素晴らしい顔だと思う。どうにもこの世のなかは「笑顔」信仰が強く、笑顔が1番素晴らしいと思われがちだが、わたしはそうは思わない。無表情こそ、もっとも味わいのある顔だと思っている。無表情の裏側にある変態性に蹂躙されたわたしにとっては、それは恐ろしくも魅力的な顔なのである。


Eスポーツという競技ゲームのドキュメンタリーを観て

世界大会が行われているゲーム大会のドキュメンタリーをNetflixで観た。世界ランクのトップゲーマーだともうスターだ。イベントに参加すれば至る所からサイン攻めにあっている。けっこうおじさんぽい人もスターになっていて、年齢層は幅広い。あとガジェット系のスポンサーが大会やチームのスポンサーになっているので、資金もそこそこありそうだ。

今回のドキュメントでは5対5のグループ戦に焦点を当てていた。レジェンドオブなんとか、というゲームで陣取り合戦のようなゲームだ。それぞれの大陸で予選を行い世界大会はポーランドで行われる。この5人の組み合わせが非常に重要で、インタビューを聞いているとゲームが上手くてもエゴイスティックではダメだそうだ。そして、もはや国の枠を超えてチーム間にて有能なゲーマーを引き抜いたりしている。そして、そのチームを統括する有能なマネージャーまで置いて戦略的に勝利を目指している。

そしてこのゲーマー業界を牽引しているのが韓国らしく、ドキュメント内でも誰もが韓国チームを優勝候補に挙げていた。1990年代後半から韓国ではこういったゲーム大会をメディアを通して開催しており、スタープレーヤーも生まれている。その歴史も長いのだ。ただ今回の世界大会は波乱があっておもしろいのだが。。。
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ここで一つ疑問が湧いてくる。日本はどうしたのだろう。日本はこの大会にも参加していないようだ。もちろん予選も行われていないのだろう。あれっ、ゲームと言えば日本ではなかったけ。。。大会で使用されるゲームも日本のものでは無さそうだ。まったく日本のプレゼンスが感じられないのだ。

なんというか、やはり日本は作るだけの国なのだろうか。そこから世界への展開力だとか、ソフト面、マーケティング面でのリーダーシップというのがまったく見えてこない。もはや作ることも下火になった日本は一体なにができるのだろうか。

今はアイドル文化で世界を席巻しているように見えるが、それもみずから仕掛けたというよりはニーズが上手くはまってピンポイントでそれに応えているだけだ。さらなるムーブメントを世界で仕掛けるノウハウがないし、それを先導する人もいない。だから飽きられたら終わり。そういうこともこのドキュメントを観て考えさせられた。